2015-09-26 (Sat) 09:41

ここのところシンガー29や各メーカーの八方タイプのミシンの修理ご依頼が増えています。
困るのは部品で、シンガーと各種国産のものでは、インチ・ミリ、ネジのピッチといった規格が違う場合があります。



例えば押さえ金も写真のように取り付ける溝の幅が違います。
微妙な差で大は小を兼ねると思って大きい方を使えばよさそうですが、わずかなぐらつきが出ます。
押え金はまだ末端なので影響は少ないと思いますが（それでも合う規格のものを推奨します）、機構の中の部品はそうはいきません。

私たちも常に代品を探しています。

2015-03-27 (Fri) 00:55

ときどきお問い合せがあるボビンケースの角の出方が逆向きのミシン、シンガーのモデル15-88や90と呼ばれている機種です。
一見に如かず、下の図のような違いがあります。


針の取り付け向きや糸の通す向きも反対です。
針へ糸を通す向きでお悩みのときは、針直上の糸ガイドの向きに注目するとよいです。
糸の流れを妨げるようには設計されていませんので、ガイドのある方と針の糸穴の入り口が同じ向きなんですね。
これはどんなミシンでも忘れたときに参考になると思います。

2015-03-25 (Wed) 10:51

お客様からお預かりしたとき移動するために置いた太巻きの糸…
実際こうやってお使いの方も見かけますが、この置き方はよくありません！


糸巻きの重さによって上糸調子が変わってしまいます。
別途糸立てを使いましょう。

2014-05-18 (Sun) 21:00

前回の続き

ハンドメイドのココロさんからDLした型紙で作ったピースを縫い合わせていきます。

これはトップの丸い部分を縫った後にベルトを取り付けているところ。
肝心のトップの縫い合わせの撮影は夢中で忘れてしまった…(^_^; )


途中アイロンで押えたり仕付けを縫ったりと念入りに作業は続きます。
ミシンを踏んでいる時間は実際30分にも満たなかったように思いますが、それも洋裁は準備がとても大事だということですね。


ツバの取り付け。ここまでくると形が見えて充実感が沸いてきます。


なんだかんだで完成＆試着。おーいい感じ。
ヤクルトのおばちゃんみたい？だけどぶった切った我がシャツは裏側に決定。

今回使用した足踏みミシン

#253 Singer 66K Sewing Machine シンガー製 足踏みミシン

重なった部分もすいすい縫っていくし、極端に厚さが変わらなければ足踏みでスムースに縫い進めることができました。
厚さが変わるところはプーリーを手で回してゆっくり縫うとよいですね。
古着再利用にはまりそうです。エコですしね。