ミシンの種類(今も昔も)
2009-06-10 (Wed) 00:17
洋裁をする方ならご存知のように、一般的な生地を縫う直線ミシンには3種類があり、家庭用・職業用・工業用と呼ばれています。ただ稀に職業用を工業用と誤解している方がいらっしゃいます。ちょっとそれら3種類について触れてみたいと思います。
■家庭用


これは家庭用の足踏みミシンです。最も見かけるタイプです。新旧のジグザグミシン・電子ミシン・コンピューターミシンも多くが家庭用です。
英語で言うとdomesticです。
■職業用


これらは職業用の電動(上)と足踏みミシン(下)です。電動は、写真では見えていませんが、本来はモーターが付いています。これは足踏みを改造したタイプです。VICTOR(今もあるビクター?)というミシンでは珍しいメーカーです。下はブラザーの職業用足踏みミシンです。洋裁を職業にしている方や趣味で専門的にミシンを使用する方が主に使っています。テーブルの幅も家庭用より広いです。もちろんコンピューターミシンにも職業用があります。
英語で言うとfor-tailorになるんでしょうか。
■工業用

工業用ミシンは、縫製工場で大規模に衣料品を作る際に使われるミシンです。こちらはミシン本体部分のみで大きさが見えにくいですが、幅は家庭用の倍くらいあるかと思います。持った感じでは、とてつもなく重い!です。工業用ミシンは回転数も段違いで、足踏みミシンは無く、モーターも小型ボートを動かせるくらいのものが付いています。テーブルの大きさも職業用より1.5倍くらいありそうです。ミシンの下には油がつねになみなみと注いであります。それくらいタフな仕事をする機械です。
工業用は家庭でお持ちの方はほとんどいらっしゃいません。やはり一般的なミシンというと家庭用と職業用ですね。
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足踏みミシンのポータブル化
2009-06-08 (Mon) 00:58
今回は少し前にご依頼いただいた足踏みミシンのポータブル化したお話です。足踏みミシンはスペースをとる…という悩みを持つ方が少なからずいらっしゃるようで、ポータブル化のご依頼も堅調にお受けしています。

昔はプラスチックのケースに設置していましたが、やはり雰囲気やインテリアとして見せたいというご要望も多く、こちらでは新品の木製のケースにしています。

ツヤのあるドーム型のポータブルケースです。お客様の中には茶の間の真ん中において毎日なでて過ごしている方もいらっしゃいます笑

モーターもアンティークミシンに合うように黒いものを設置しています。
ここ数ヶ月で「置き場所に困って足踏みミシンを捨ててしまった涙」と言うお客様とはかなりの数お話をしました。
引越しなどで手放さざるを得なくなった足踏みミシンに対する救済策として、足踏みミシンユーザーの方々にはポータブル化を知っておいて欲しい今日この頃です。