アンティークミシンの注油について
2010-04-01 (Thu) 23:17
ミシンの注油は簡単です。ガソリンスタンドで灯油18リットルほど買ってきて、その中にミシン本体を漬けて1日寝かすだけです。ミシンの中まで油が浸透してくれます。足踏みミシンならば灯油180リットルくらいにテーブルごと漬けるのもいいでしょう。サラダ油なら中性脂肪が付きにくい健康志向のものがいいです。
嘘です。エープリルフールなのに何もいたずらをしませんでしたので。
これより下の注油箇所は本当です。
古いシンガー127のマニュアルから画像を拝借してみました。注油箇所は→で指示してあります(アルファベット付の矢印は違います)。

ミシン本体で小さな穴があいている場所が注油口になりますので、そこへ1滴ずつ垂らして下さい。
基本的に糸の通る箇所とゴム輪が接する箇所以外にミシン油がついてもかまいません。ですがあまりたくさんの油を使うと縫っている生地に付着してしまいますので、ほどほどの量がよいです。
ミシン裏側にも注油が必要な場所があります。

注油口がある場所とない場所があります。ボビンケースや釜の近くだけ注意すれば、あとは摩擦するところならば油を差してもかまいません。
注油の頻度についてもご質問を受けますが、 このマニュアルによると「毎日ガンガン縫っちゃう職業で使うミシンは、使うたび毎日」、「そうでなければたまに注油して」ということです。
ミシン油の種類ですが、安いミシン油には気をつけた方が良いです。というのは安い油というのは、原油からどんどん必要な油を取っていって、その残ったものから作られたようなものが売られていることがあるからです。手で触ると粘つくような感じがします。
精製されたミシン油は、かなりサラサラした油です。
他の機種についても知りたい方はお気軽にお問い合せ下さい。
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