営業日のご案内
2012-12-29 (Sat) 13:02
2012年は全国津々浦々からご依頼をいただきまことに有難うございましたm(_ _)m北は北海道から南は沖縄まで全国のお客様からご用命いただけるというのは、こういった仕事を生業にするものにとって、勇気をいただくと共に心から嬉しく感じることができます。
本当に有難うございます。
まだ修理でお預かりしているミシンもございますが、時間を掛けてでも整備したいと思っておりますので、
何卒宜しくお願い申し上げます。
本年は12月29日で通常営業は終了いたします。
メールでの対応は随時行っておりますので、困ったことなどがありましたら、
ご遠慮なくお問い合わせ下さい。
新年は1月4日からの営業になります。来る2013年も一生懸命に頑張ります。
それでは皆様よいお年をお迎え下さい。
2012年12月29日 アンティークミシン修理士の工房 ミシン一番店 一同
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アンティークシンガーミシン SINGER12K 下糸巻き
2012-12-27 (Thu) 10:56
1870-90年頃までにシンガーが作っていたアンティークミシン、SINGER 12K。
写真では大変立派に見えますが以外に小ぶりです。ミシンのベッド部分がバイオリン型をしているのが特徴です。
アーツアンドクラフツの影響ですね。また黒いボディに金色の絵柄は、ジャポニズムの流行でヨーロッパに紹介された日本の漆器と蒔絵を参考にしたとも言われています。

こちらのミシンは1880年頃のものですが、下糸巻きもかなり初期のものです。
余計な金具がありません。後年のものになると鉄製の糸ガイドパーツが付いてきたり、つまみが増えたり、
使い勝手が向上しています。
じゃあこのミシンの下糸巻き用の糸ガイドは?と言うと

指です(+ω+;)!指で糸を左右に揺らしながら下糸を均等に巻いていきます。
SINGER12Kは何度もマイナーチェンジされた機種で、特に下糸巻き周辺は毎度大きく変更されていった部分です。
基本的な縫うための機構はほぼ出来上がっていて、その後はユーザー視点の不便さを解消していったと言えます。
12K以降の15K・28K・99Kなどには自動で糸を左右に振る機構が取り入れられたり、もちろん指で糸を案内する必要などはなくなりました。
どんどん使いやすく改良していったんですね。
果たして現代のミシンはユーザー視点で設計されていると本当に言えるのでしょうか…?
足踏みミシンの入荷情報。ジャノメが2台
2012-12-20 (Thu) 15:05
押し詰まってまいりました。どうして師走って忙しい感じがするんでしょう?本当に誰しも仕事の作業量が増えるのでしょうか?当店はおかげさまで本当に忙しい日々です。
有難うございますm(_ _)m
さて、国産足踏みミシンの入荷のお知らせです。今回は2台です。
年内の日本製足踏みミシンはラストかもしれません。
#94 JANOME ジャノメ製 家庭用足踏みミシン

国産の代表的なミシンメーカー、ジャノメの足踏みミシンです。こちらは明るめの台と黒のミシンのコントラストが対照的な1台です。
#94 JANOME ジャノメ製 家庭用足踏みミシン
http://antiquelab.web.fc2.com/94/
#93 Janome ジャノメ製 家庭用足踏みミシン

こちらもジャノメの足踏みミシンです。「使えさえすればいい」というお客様の声をいただいて出品することを決めた1台です。
#93 Janome ジャノメ製 家庭用足踏みミシン
http://antiquelab.web.fc2.com/93/
ただいま冬のセールも開催中ですのでぜひホームページも覗いてみてください^^
http://antiquelab.web.fc2.com
超簡単に糸通しが出来るミシン針!
2012-12-19 (Wed) 00:51
足踏みミシンや手回しミシン、古いミシンが現代のミシンより優れていてほしい!と職業柄思ってしまうのですが、針穴への糸通しだけは私たちのように慣れている者でも
苦労することがあります。
そんなときにはコチラの針が便利です!
超簡単糸通し針です。手品みたいでしょう?
からくりは簡単で、針穴の横にスリットがあってそこから糸を滑り込ませているだけです。
縫っているときには糸が針から外れない、だけど通すことはできる…
そんな細い隙間を作れる技術ってすごいなぁと心から思ってしまいます。
足踏みミシンで使うと、古代の技術と最先端がコラボできたような気がしてわくわくします(^0^*)
糸通しに苦戦してしまう方におすすめです(当店ベテランも老眼で苦労してる様子ですw)。
◆下記ページにて販売中です。
http://antiquelab.shop-pro.jp/?pid=49022886