アンティークミシンの糸の掛け方 シンガー編
2008-05-20 (Tue) 22:29
アンティークミシンを購入される方は、説明書がないため糸の掛け方などがわからない、という理由もあって困惑してしまう場合があります。しかし、基本的な糸の掛け方はだいたい同じです。今回はシンガーミシンV.S.3の場合を紹介します。
(1)まず糸立て棒の糸から、ミシン前方フェイスプレートの上の角にある溝に糸をかけます。


(3)上糸調子の下側にあるタブを押すと、糸を皿の奥まで通すことが出来ます。

(4)糸調子左側の糸取りバネに糸をかけます。(アンティークのミシンではよくこの部品がなくなっています。)

(5)また上方に戻り、フェイスプレート正面にある糸取りの穴に糸を通します。

(6)さらに下方に行き、針金の輪のような部分に糸を通します(奥から手前に引くようにすると輪の中に入ります)。

(7)針に糸を通す前に、針棒にある輪に糸を通します。

(8)このミシンでは、糸は左から右へ通します。これで糸掛けは完了です。

(番外編)下糸巻きは写真のように糸をかけます。まず、ボビンに何回か初めの糸を巻きつけ、巻いた糸が外れないようにボビンを下糸巻きにセットします。それから下記のように糸を掛けるとよいです。下糸巻きの様子を動画で紹介しています。

アンティークミシンは革などの厚地にも使えるように設計されていたものもあるので、デニム数枚重ねなら簡単に縫うことが出来ます。

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