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英国ジョーンズの足踏みミシン 修理その1

2010-05-08 (Sat) 00:19
また久々の更新になってしまいました 久しぶりにレストアについて↓

以前もご紹介したジョーンズの足踏みミシンをレストアしました。ミシン本体はこんな感じです。
英国アンティークミシン ジョーンズの修理
曲線が優雅に見せるミシンとは思えないデザインです。ビクトリア時代やそれ以降の英国家具にも合いそうです。
1860-70年代頃にデザインされた形で、アール・ヌーヴォーの先駆けとなったアーツ・アンド・クラフツの影響を受けていると思われます。

こちらがテーブルです。
英国アンティークミシン ジョーンズの修理
一見すると普通のミシン台のようですが、実は天板はマホガニーの無垢材で出来ています。
ほとんどのミシンのテーブルは突き板です。突き板は英語でベニアリング、つまり土台となる木の表面に木目の綺麗な別の木を貼り付ける造りのことを言います。
1800年代から1940年代頃までのミシン台にはオークやマホガニーの突き板が使用されています。オークやマホガニーは世界三大銘木に挙げられる良木ですので、突き板といっても決して今のベニア板と同じ印象で語ることは出来ません。

しかし無垢材と突き板を比べると、はるかに無垢材の家具は高級です。なぜ高級かといえば当然使用された高級材が多いということです。もちろん無垢材の家具の総数も少ないためです。
突き板の表面は時代によりますがだいたい2mmくらいです。このミシン台は3cmほどありますから、単純計算で15枚の突き板ミシン台を賄うことが出来ますね。

無垢のミシン台は初めて見ました。ミシンにも高級素材を贅沢に使ったことがわかってうれしい一台でした。
テーブルは塗りがぼろぼろでしたので、レストアしましたので次回の更新で。

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