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英国ジョーンズの足踏みミシン 修理その2

2010-05-10 (Mon) 00:00
前回の続きで、英国製アンティークミシン・ジョーンズのレストア修理です。
英国アンティークミシン ジョーンズの修理
ミシンの台によく見られるのですが、黒い染みや輪染みがありました。通常突き板ですので、その部分を削ると下地の木が出てきてしまいます。
こちらは無垢材ですので、表面をがっつり削ることができます。・・・ですが何かもったいないですよね。
大きな染みは取るとして、小さいものはそのままこのミシンの“歴史”として残すことにしました(この板を何ミリも削るのは忍びない)。

英国アンティークミシン ジョーンズの修理
百数十年たったこれだけの無垢の板がほぼ反れる事なく現存しているのは嬉しいことです。テーブルに加工する前にしっかり処理をされていたことを物語っています。
最高級家具には50年も板を寝かせて家具に仕立てるというものもあるそうです。このミシンはそれほどとは思いませんが、ちゃんと乾燥させた材を使ったのだと思います。
少し隙間があった部分には、シェラックを詰めました。ここも塗り重ねればばっちりです(きっと)。

これから下地→本塗りです。

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