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下糸巻きのやり方 アンティーク・シンガーミシン

2008-05-29 (Thu) 02:05
前回・前々回に引き続きアンティーク・シンガーミシン28Kを使って解説します。
下糸巻きの位置は、古いミシン(100年くらい)は下方についているようです。このシンガーミシンは上方にあります。

(1)まず糸立て棒に糸を立てます。
下糸巻き1 アンティーク シンガーミシン 28K

(2)次にフェイスプレート角にあるくぼみに糸を掛けます。
下糸巻き2 アンティーク シンガーミシン 28K (3)ここでボビンに何度か糸を巻いておきます。
下糸巻き3 アンティーク シンガーミシン 28K

完成図:ボビンを下糸巻きにセットすると下図のようになります。
下糸巻き4 アンティーク シンガーミシン 28K

(4)下糸巻きの装置に、ボビンをセットします。図の矢印にある部分を引っ張ります。その右方でボビンが回転できるようにはさみます。
下糸巻き5 アンティーク シンガーミシン 28K

(5)ボビンをセットしたら、下糸巻きのゴム輪が奥側で接するように、下糸巻き全体を奥に押し込みます。
下糸巻き6 アンティーク シンガーミシン 28K下糸巻き7 アンティーク シンガーミシン 28K

(6)このままでも手廻しハンドルを回せば下糸は巻くことは出来ます。ただハンドルが重い場合があるので下糸巻きモードに変換します。やり方は手廻しハンドルの左側にある金属の輪(プーリー)の中心辺りにある金属の皿状パーツをまわすだけです。写真の矢印のように、手前に緩めると下糸巻きモードです。このモードでは針が上下しなくなります。
下糸巻き8 アンティーク シンガーミシン 28K

実際縫うときはこのパーツを逆にギュッと回して締めるようにしてください。あと、(5)で押し込んだ下糸巻きも元の位置に戻してください。

これで下糸巻きは完了です。糸の量は、ボビン両側にある皿の直径を超えなければいいと思います。

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