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シンガーミシン用シャトル(ボビンケース)

2008-06-04 (Wed) 00:28
アンティークのシンガーミシンのみならず、世界のアンティークミシンは弾丸型シャトルを使うミシンが結構あります。なぜならシンガーをモデルにして製造されたミシンもたくさんありましたから当然ではあるのですが。

このシャトルも種類がたくさんあり、糸の通し方もそれぞれ違います。ま、基本は同じですが(^-^)
今回はその一つをちょっと分解して紹介します。

こんなものを100年以上前、まだ日本が江戸時代から明治に移るころに製造していたのですから驚きです。
シャトル(ボビンケース)1 アンティーク シンガーミシン

裏面です。 シャトル(ボビンケース)2 アンティーク シンガーミシン

シャトルにあるマイナスネジを締めたり緩めたりして下糸の調子をとります。右回しに締めれば調子は強くなります。アンティークミシンには、小さなマイナスドライバが付いている場合があります。
シャトル(ボビンケース)3 アンティーク シンガーミシン

ネジを取ってバネを取り外すと写真のようになります。
シャトル(ボビンケース)4 アンティーク シンガーミシン

point!の部分が糸を折り返す点です。ここが下糸をシャトルに通すときの難関でもあり、簡単に折り返せないときがあります。シャトル一つとっても癖があり、慣れれば愛着になるのですが(笑)
シャトル(ボビンケース)5 アンティーク シンガーミシン

私の経験からですが、初期のシャトルほど糸通しは簡単にいかないようです。
このように分解してもよいですが、小さいネジをなくしたり、パーツを破損させたりしないようご注意ください!

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