下糸巻き(ドイツ・アンティークミシン Simplex編)
2008-06-18 (Wed) 23:56
今回はドイツミシンを代表してOpel Simplexの下糸巻きをします。
Opelはあの自動車メーカーのOpelです。実は100年前のOpel創業者Adam Opelは自動車の前に、ミシンを作っていました。
そのミシンのブランドがSimplexだったのです。
ドイツ型のミシンの下糸は、ボート型をしたシャトルに収納されています。

ボビンの糸が不均一に巻かれていましたので、一度解いて再度下糸巻きをしてみます。 1.まず遠い方の糸立て棒から、図の部分に糸を通します。いつものように通す場所は皿が向かい合っている間です。

2.皿の下にある切れ込みに糸を通します。糸は金具の後方に進みます。

3.図のように、裏→下に回しこんで、表に出してきます。

4.糸の先端をボビンの片方に開いている穴に抜けない程度の長さを通します。

5.下糸巻き機には、ボビンを装着できます。その片方に、小さな突起がありますので、そこに先ほど糸を通したボビンの穴を合わせて留めます。

6.(いま下糸巻きのゴム輪とプーリーが接触していない場合)下糸巻きの下側にある押えパーツを押しながら、下糸巻き全体を奥に押します。写真は片手ですが両手でしてください。


7.写真中央のパーツを回し、ミシンを下糸巻きモードにします(シンガーミシンの使い方参照)。

下糸巻き機能は、さすがOPEL!といった感じでした★
8.あとは手廻しハンドルを回すだけ。かなり綺麗に下糸が巻けました★

コメント
下糸巻き
アンティークミシンの使い方について、たくさんの画像によるご説明大変参考になりました、ありがとうございます。機会がありましたら、ぜひSinger 12Kの下糸巻きの方法もお教え願います。私の12kには糸巻きガイドが無く、均等に巻くのに苦労しています。(^_^;)よろしくお願いします♪
Re: 下糸巻き
お返事が遅くなりました。確かに初期のシンガー12Kには下糸巻きの糸ガイドがないものがありますね。この時代かなりシンガーは試行錯誤したようで下糸巻き部分は何度もマイナーチェンジしています。少し調べたのですが、やはり手で助けるか、もしくは手前に糸ガイドの代わりになるようなものと取り付けるしかないようですね。また継続して調べてみますので、わかりましたらご連絡さしあげます。
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