アンティークミシン ボートシャトル糸通し
2008-06-21 (Sat) 18:29
ボートシャトルの糸の通し方です。この形のシャトルはドイツのアンティークミシンに多く、比較的古い形です。有名なシンガー12Kなどにも使われています。ミシンによっては大きさ、形が少し違うシャトルもあります。
上がボートシャトル、下糸を巻いたボビンです。

↓さらに写真で説明していきます。 1.ボートシャトルにボビンを収めます。よく見るとボビンの左右から出ている突起は長さが違うんです!左側が長い突起です。これが反対向きだと入らない種類もあります。

2.糸をシャトルお尻側の溝に通し、中央の芯棒の周りを半時計周りにまわすように通します。

3.糸を左方に引きます。下図のように芯棒にかかっていれば成功です。

4.シャトル内面の反対側にある溝(刃の形)に糸を通します。そのまま糸を、細い溝の前方に引きます。

5.シャトル前方の溝から、糸が外に出てくれば成功です。

以上で、シャトルにボビンはセットできました。
6.そのままミシン本体に収めます。

7.糸は下図のようにスライドプレートとミシンの隙間から出しておいて構いません(この隙間がないアンティークミシンもあります)。手廻しハンドルを回せば糸が引き込まれていきます。

ボートの形が下糸と上糸を絡めるため、120年以上前にデザインされていたのです。
当時の知恵の結晶なんだなぁ~。
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