北海道から修理ご依頼!!その5
2008-11-06 (Thu) 23:56
前回の続きです。ひとまずすごい状態だったミシンをなんとかしないと…ということでほぼレストアに近い修理をしました。
本当に錆が深く侵食しているうえ、全体がそんな状態でしたので、錆を落としても落としても残ってる状態でした。
(ちなみに薬品を使って錆を落とすとミシンの貴重な柄が取れてしまう恐れがあるので注意!)
スライドプレートは代替部品がありました。ベッドの剥げた部分はそのままにしておくと余計にはげてきますので、部分的に塗り替えました。

実際縫い試験をしてみると押さえを上げても上糸がうまく掛けられませんでした。よく見ると、ミシン後部の押さえレバーが取り替えられているための不具合でした。
このパーツの代替品は残念ながらなく、ご依頼主にはそのままでご了承いただきました。
こういった場合、もう一台をどこからか持ってきて、2台のいいとこ取りをして1台にする手しかありません。
そうなると綺麗なものを1台待つ方が早かったりしますが、アンティーク品なので、なかなか思い通りにも行かないものですよね。
コメント
トラックバック
http://antiquesewingmachine.blog95.fc2.com/tb.php/60-4538ca7c
コメントの投稿