Willcox & Gibbs の分解調整修理2
2009-03-07 (Sat) 00:41
前回のさらに続きです。実は初回に使ったこの写真は掃除済みのものでした~。
Willcox&Gibbs Chain Stitch アンティークミシンの糸掛け方法をご紹介します。
①糸立てからアーム中央の穴に糸を通し、その次に右の自動糸調子に糸を一周させます。また左に戻り、後方アーム中央の穴に通します。

②アーム先端の糸棒付近にも数箇所音を通す部分があります。

③あとは針の左から右に糸を通します。針の向きは右にえぐりがくるように、また針の長さや取り付け位置が一番上まで至っていないと、針が折れたり大事な剣部分に傷をつけたりしますので注意が必要です。

試し縫いです。細かい目が30stitches/inch、粗い目が12stiches/inchだったと思います。細かい目はもっと細い糸でないともっさりしますね。糸や縫い目についてはこのアンティークミシンのクロスプレートに刻印されていました。

以上でひとまず修理は終わりです。
またウィルコックスに合う針を探して欲しいと言うご依頼もお受けして、見つけることができました。
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Re: 針について問い合わせ
こちらのミシンは一般的に市販されている家庭用ミシン針やDB針と呼ばれる工業用・職業用ミシンの針は使用できません。これらの針は長すぎますので、もし使用すると針先で釜を傷付けてしまいます。いただいたメールアドレスにも詳しくお返事を差し上げます。そちらもご確認ください。よろしくお願い致します。
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